パウダーがキター

皆さん、4日目にパウダーが来ました。

上部で20cm以上、強風のため少しウインドクラストですが久しぶりにパウダーを満喫しました。

時間とともにコンデションが変化して昨日までの全面アイスバーンと違い多彩な操作が必要です。

午後は中間駅まで下山コースがオープンしコース変化も楽しめました。

4日目のレポートです。

11月20日(水)雪、吹雪、曇り、晴れ間も、気温-14
夜に降った雪で上は20cm、下で5cmでした。
昨日から雪が降っていました。 朝から気温が下がって日中はさらに下がる予報でした。
右の斜面は20cmのパウダーですがウィンドクラストで滑るとちょっと引っ掛かります。
1本目はパウダー、気持ちよかった。久しぶりのパウダーは新鮮、アイスバーンだった3日間と違いグリップする雪は楽です。
沢山の人が滑ると下のアイスバーンが露出しデコボコの斜面になりバランスが取りにくいコンデションになりました。

ヒンタートックスの神様は「カカシになれーーー」でした。
こパウダーとデコボコを攻略するにはヒンタートックスの神様のお告げは「カカシになれ」でした。(笑い)
1本足のカカシのように両スキーを狭くして同調の操作が滑りやすいからです。
真っすぐ立っているカカシのようなポジションならデコボコでも両スキーを腰の下で前で操作でき楽に滑れます。
昨日のグループ2の方のようにスキーを切り換えて体の横方向に出すとバランスを崩します。
カカシのポジションならターンの仕上げで両スキーが腰下に戻りやすく切り換えでスキーを楽に谷に落とせます。

「しの字」のターンで深回り
右の斜面は適度な斜度、広い斜面で斜度が少しずつきつくなりスピードが知らない間に出てしまいます。
スピードが出やすくデコボコもある斜面では深回りのスピードコントロールが必須です。
広いので徐々にエッジングが長くなりスピードオーバーになった経験ありませんか??
このような斜度変化に対応するには、スキーを谷に落し込んでから「しの字」または「Jターン」で深回りしてスピードコントロールが必要です。
しの字エッジングは迎え角の大きさで調整します。迎え角を大きくしてズラしながらの深回りとカービングしての深回りは迎え角の調整次第です。
技術力のあるスキーヤーが急斜面をハイスピードを維持しているのは、フルカービングだけではなく深回りのエッジングをミックスしているからです。
皆さんの課題はこの迎え角の調整でした。
しの字はターン後半のスピードコントロールが可能です。

迎え角が大きくても小さくてもズレたように見えない。
ヒンタートックスでも皆さんにお見せしました。  迎え角を大きくしてスロースピードで滑っているとき、斜面の下から見てもらいました。
私の後ろで見ていた人はスキーは大きくズレていると発言したのですが、下から見た人はズレているように見えないと発言しています。
確かにスロースピードで滑っているのでズレていますが、迎え角を大きくして【両スキーを前に押し続けている】ので下から見るとズレたように見えません。
前に押し続ける方向は滑走ラインに合わせることがコツです。
逆のパターンとして挙げるとカービングターンをしていても横ズレがあるとズレがよく見えます。

ターンの仕上げは体重か伸展か
午前の後半は綺麗な斜面とデコボコの斜面が混在して滑りにくくなりました。
しの字の仕上げ時に安定した斜面では体重を乗せる場合と、デコボコの場合は両足の伸展で雪を押しどける方法があります。
通常は体重を乗せる方法ですが重い雪や抵抗が大きくなる起伏の変化があるときは伸展で一気に押し出す方が良いでしょう。(バーン)

右の斜面にあるリフトは現在主流となっている6人乗り、フード付き、暖房付きです。 実はこのリフト乗り場の上に新しい同じリフト6er Lärmstange 1の降り場が出来ていました。写真のリフトは6er Lärmstange 2になります。

中間駅まで下山
午後は中間駅までのコースが初オープンしたのでトライ、視界の良いので沢山の人が滑っています。
上部は新雪が30cmくらい降って沢山の人が滑っているので右の斜面と同じアイスバーンとコブのミックスです。
下部はジャガイモがあり滑りにくいコンデションでした。
ここのコースは4500mの長さで斜面変化があり、急斜面、中斜面、緩斜面が混在しています。
途中景色の良い場所で記念写真、岩場バッグやゴンドラバッグのナイスショット

下山コースのボトムまで滑ると写真のようにゴンドラの下を通過します。およそ落差が30mか40mでしょう。 またLärmstangeの切り立った岩場(左の尖った岩場)もビュースポットです。

後半はコバイキンで面白い滑りにトライ。
アイスバーンやハイスピードなどに必要なパーツトレーニングで、一番人気はトップのスイングでした。
迎え角はトップとテールを同時操作しますが、グループ2の人に見られるテールの動きが多い人はトップスイングは新しいワザになるでしょう。
面白かった。

今日はヴィーナーシュニッツェル
初日に食べたヴィーナーシュニッツェルを今日も食べ、最終日も食べる予定です(笑い)

ヴィーナーシュニッツェルは肉のカツレツです。ここは豚肉ですが牛肉もあります。