ヨーロッパスキーツアーレポート

皆さん、ヨーロッパスキーツアーを再開しました。

このレポートは現地からアップする予定でしたが、私のブログは海外から発信出来ないことが分かり、今日からになったのをお知らせし、現地レポートを期待していた方申し訳ありませんでした。

私の部屋から見たゴンドラ乗り場と上にスキー場です。

今回、皆さんに告知したのは中里スキー学校のパンフレットとHPだけでした。

5年ぶりの開催が決定した経緯を説明すると、昨年コロナで中止した時は二度と行けないのではと、思い始めていました。

今年の2月ごろにNHKの番組で「天空の氷河」で開催地ヒンタートックスを見た瞬間、行こうと決めました。

決めたのはいいけど4年のブランクで世界情勢が大きく変化して飛行機、ホテル、リフト券などが高騰していました。 見積もりで25万円高くなっていました。しかも10日間より少ない9日間だったのです。

そこでヒンタートックスをこよなく愛している人達数人に、事情を説明し再開した場合希望しますか? と問い合わせしましたところ口コミを含めて11人が希望していることを知り再開を決定した次第です。

声掛けしなかった人達やパンフレットとHPで知った方々には大変申し訳ございません。

お詫びをかねて6日間のスキーレポートを掲載します。

5年ぶりのヨーロッパスキーツアーのレポートです。

2019年まで22回連続していた「ヨーロッパスキーツアー」は皆様ご存じの「コロナ」の影響で中止していました
昨年の中止をした時には、世界情勢が大きく変化し航空運賃やホテルなどが高騰し旅行費用が高額になってしまい開催をあきらめていました。
今年、NHKの番組で「天空の氷河」が放映され「ヒンタートックス氷河スキー場」が紹介されました。
私達が22回続けて滑っているスキー場です。 ヒンタートックス(略)は私達にとってヨーロッパのホームゲレンデを言っても過言で無い存在です。
この天空の氷河を見てもう一度ヒンタートックスに行きたいと心を決めて、ヒンタートックスをこよなく愛している方々に声を掛けたら11名の方から参加希望を頂きました。
ツアーを企画してくれる「スポーツユニティ」さんにお願いして今回のヨーロッパスキーツアーは再開できました。

11月16日(土)
羽田からミューヘンまでの直行便で10:45に出発、以前より2時間以上かかるフライトはロシアが戦争中で上空を飛べないため14時間のフライトでした。
ミューヘンから専用バスでヒンタートックスまでおよそ3時間、ホテルに夜の9:30に到着、フロントに毎回お世話をしてくれる「ライナーさん」出迎えてくれました。
彼は好意的なジェントルマンで各部屋にパンやハム、チーズなどの軽食を用意してくれました。

11月17日(日)快晴、ー7度


ヒンタートックスの変化
初日の天気は晴れ、最高です。
朝食後、レストランでミーティングし皆さんで情報の共有してから出発。
なんとリフト券はホテルで簡単に購入できました。以前は窓口で言葉通じないため苦労していたリフト券は定額で購入しました。
ホテル近くから出る宿泊者専用のシャトルバスはガソリン車から電気自動車に変わっています。


乗り物で変わったのは、グレーシャーバスと呼ばれるゴンドラ(バイキンマン)の搬器も変わり、2本のゴンドラは以前は搬器の乗り口が2つだったのが1つの搬器に変わって乗りやすくなりました。
1台のゴンドラ搬器にはおよそ20人が乗れ待ち時間が少ない利点があります。

以前と変わったことで特筆しなければならないのが「氷河」です。
私が初めてヒンタートックスの氷河見たのはおよそ30年まえです。真っ白だった一面の氷河が溶けて高さ5mくらいの岩場が現れています。
正確な数値は分かりませんが、10m単位の氷河が溶けたと思われます。1口で温暖化と言われてもピーンとこないけど氷河の氷が溶けた実態を見ると他人事ではありません。
私個人ではどうにもならない現状ですが「天空の氷河」は消えつつあります。

2660mにあるレストランですが、前回まで中央の入り口までスキーで乗り込んでいました。

デラパージュでバランスの確認
ヒンタートックス初日の恒例行事は3250mの展望台での記念写真、ビデオ撮りです。
スキーを滑るまで時間をかけるのは標高に馴れるためで天気の良い今日は皆さんご機嫌で賑やかです。
スキーを滑るときも初日の午前中は恒例行事となる「デラパージュ」今年は新しい雪が少なく完全なアイスバーンで所々は氷河の氷が露出しています。
いきなりターンをして怪我を防止するためデラパージュからスタート、デラパージュは直滑降と同じ姿勢で滑るのでバランスを崩さずに移動できます。
メインバーン、奥の斜面、右の斜面をインスペクションしながらスキー場ツアーをして、斜面をスピードに体を合わせることが目的です。

昼食は上のレストラン、大勢いますが快晴でテラスは満席、中は空席ありで好都合でした。
皆さん好きなメニューを選んでいます。私は恒例の「ウィナーシュニッツル」(豚肉のカツレツ)です。

斜面対応、スピード対応
午後はトレーニングバーンで各自のフリー滑走、斜面とスピードに体を合わせるの目的です。
徐々にアイスバーンに馴れてきています。デラパージュでスピードコントロールが出来るようになるとバランスも良くなるのでスキーをズラす方向をコントロールしています。
カービング操作が出来る人は徐々にターン方向にスキーを押しズラして連続ターンになっています。
まだカービング操作が出来ない人もズレる方向に体もついていくのでゆっくりとしたターンになります。
3時過ぎまで滑って終了、スキーデポにスキー用具を預けて下山です。スキーデポは大変便利で帰りはノンビリと下山できます。
スキーデポは9月に日本から予約を入れました。予約をしてくれたYちゃんに感謝です。

ホテルの施設は色々とリニューアルされています。
特にアフタースキーの施設、プール、サウナが素晴らしくなりました。 あまりの快適な休憩室で眠り込んだH君、夕食に遅刻です(笑い)
ホテルの夕食ですがコックさんが変わったようで料理も変わっています。
初日の夕食後は皆さんダウン寸前で早速お休みです。起きていると明日快調になることが分かっても睡魔に勝てませんね。

スキー初日のレポートでした。