皆さん、かぐらキャンプ③が終わりました。

かぐらのメインコース下部です。 右側からエアー台でジャンプを楽しむ人、センターはフラットな斜面やランダムなコブを楽しむ人、左側はミゾコブのエリアでコブ、コブを楽しむ人がいます。
4月の第1週目からすると雪が「重く」なりました。この後もさらに重くなるでしょう。雪の重さはスキーに大きな抵抗となり操作が難しくなります。
皆さん、回転して行きたい方向に行けなかったことあると思います。 そう、重い雪のせいです。 回転方向と違う方向に力(荷重方向)が作用するとバランスを崩しやすいのです。
回転方向に合った力が作用しているときは、大きな影響は受けずに滑れます。 重い雪ほど荷重方向が習得しやすく上達に繋がるのです。
もう一つ、この時期の雪は重さだけでなく、ザラメ状となるため「雪がズレる」現象が起こります。 ズレを想定している場合はバランスは崩れませんが、想像以上にズレとバランスが崩れる原因となります。
バランスが崩れる原因としては、回転弧の外側にスキーを押し出す荷重が考えられます。 雪がズレない場合は良いのですが、ザラメ状ではバランスが崩れやすいのです。
ズレやすい雪の攻略法としては、切り込むエッジングが有効です。 スキーを体から離す動きではなく、回転内側に切り込むため両足頸、両ひざ、両股関節を傾けます。 この切り込む動きは直滑降からするどなたでも出来ます。 しかし、スキーが離れたり、外足荷重だけになると出来ません。
また、切り込む動きを両足同時に行うと切り込む操作が深くなりスキーの横ズレが最小限となり、さらにスキーのたわみで加速する操作となります。
荷重方向が外側だった人が内側にも出来ると、重い雪や深雪などでも攻略できるのでどちらの荷重も習得してください。
このように重い雪になるとバランスやスキー操作が良くなり上達の近道になると昔から言われています。