アメリカの雑感

皆さん、スキー映画「ハロー・アメリカ」を紹介していますが、最後はアメリカの雑感としてスキーヤーや町、食事、カジノを紹介します。

1999年ですから日本はバブル景気だった頃と記憶しています。アメリカ観光局を通して撮影隊は渡米しました。(渡米はもう死語ですね) 実は行きの飛行機はパンナムのファーストクラスでした。 ジャンボジェット機で2階はロビーのようになって自由に使えました。 食事や飲み物は最高級で分厚いフラットシートで快適以上の空の旅でした。

空港からはレンタカーですが、驚いたのはノーマルタイヤで雪道を走れたのです。雪が降った時空き地でいろいろな走りをしましたが、しっかりとブレーキが利くのにはビックリでした。撮影には多くの機材を乗せて5人も乗っているのですが大排気量のアメ車はしっかりと走ってくれました。 アメリカ大陸の一部ですが大陸の広さを実感できました。

スキー場内のスキーヤーも紹介します。 前回どこでも滑るアメリカのスキーヤーと紹介しました。 まだ長い細いスキーなのにパウダーを滑り、絶壁を飛んで楽しんでいるのを見て日本のスキーヤーとの違いを感じたことを記憶しています。 スキー場で日本と違うといつも思うのはレストランの外にある「テラス」です。 アメリカもヨーロッパでもテラスは当たり前のようにセットされています。 日本は雪が毎日のように降って重いので管理が大変ですが、欧米は雪の降る日が少なく量は多くても軽いからセットするのは日本より簡単だからでしょう。 ここでのスキーヤーたちの過ごし方も違いを感じます。 大抵はビールかワインを飲んで食事をしています。 スキーは滑る楽しみや食事や飲み物、仲間との会話、知らない人との出会いを当然のように受け入れていると思いました。

テラスでの食事は当然で皆さん太陽が大好きで寒い日でも外で日光浴をしています。

町の中も紹介します。冬でも天気が良いと路上ライブ、露店などあり観光地特有の馬車の乗り物もありました。 路上ライブで音楽が流れれば当然のように踊る人たちも現れます。 私は見るだけでしたが外国にいると感じました。

コロラドタクシーですよ。。。 アスペンは鉱山で栄えた町です。鉱山が廃坑になってからスキー観光が発展しています。
路上ライブと踊る人達を見ている私。カーボイハットは現地調達。買い物帰りのご婦人も楽しく見ていました。

レイクタホでは食事とカジノの思い出があります。ステーキハウスで撮影した時は8オンスのステーキに挑戦、食べきれませんでした。 撮影隊はコテージやドライブインに宿泊するので夕食は外食する機会があります。 撮影の無い日の夕食は自炊も行います。 そのためスーパーに買い物です。 スーパーのデカさに驚きました。 当時の日本では考えられないスケールです。食材も大きいのが多く特に肉の安さと大きさに驚愕しました。 レイクタホはカジノの町でもあります。撮影が落ち着いてから毎晩カジノ通いです。夢中になるカメラマンもいましたが私はカジノの雰囲気が好きでしたね。掛け金は$10~$20と決めていてテーブルで賭けている間は飲み物がフリーで飲めます。掛け金と同じくらいの飲み物で満足していました。 プロスキーヤーT氏とカジノで一緒になりましたが、彼は掛け金が無くなると私に貸してくれと言ってきます。 好きな人は本当に好きなんですね。

アスペンは金持ちが多いので良いレストランは予約が取れないほどで1時間以上待たされることがあります。 アメリカ人は待たされても食前酒を楽しんでいましたが、お腹ペコペコの私たちはイライラでした。食事を楽しむ余裕がなかったと思います。 パブでも飲むだけでなく会話や踊り、コインやダーツの遊びでそれぞれが楽しむことに没頭していましたね。

8オンスのステーキに挑戦、お店の売りはショーケースにある肉のブロックをお客様の希望した量ピッタリに切るパフォーマンスを見せてくれます。

次回は10月に入ってからスキー映画「ホワイト・ジェット」になります。