スキー映画「ホワイト・ジェット」

皆さん、スキー映画3本目がホワイト・ジェットです。

撮影はヨーロッパ、フランスのシャモニー、スイスのツェルマット、クラウン・モンタナの3か所で行われました。 1980年2月とトップシーズンのベストタイミングです。

クラウンモンタナはスイスでも有名な避暑地として知られています。しかし、避暑地だけあって日差しが正面から降り注いでいるため太陽を求める人々には最適なリゾート地ですが、撮影するとベタ光のため映像が平坦となり陰影が無いので映画には不向きでした。観光局の人が力説していた言葉はサンシャイン・サンシャインでした。 スキー場を一回りして少し撮影してからフランスのシャモニーに移動しています。

リゾートのクラウンモンタナは優雅に過ごしている人が沢山いました。

シャモニーはヨーロッパ最高峰の4807m「モンブラン」とスキー場はロニオングラモンテ、ル・トウール、ブレヴァン、フレジェール、レ・ズーシュの5つの大きなスキー場がありその渓谷を総称してシャモニーと呼びます。

1786年8月8日にモンブランが初登頂されてから、現在の登山というスポーツが始まったとされているため、登山発祥の地として登山家の聖地とも呼ばれている。 シャモニーの町からロープウェイを乗り継いでエギーユ・デュ・ミディ展望台に登ると目の前にモンブランが見えるので世界中から観光客が訪れています。

シャモニーの町には登山やスキーショップがあり登山ガイドとスキーショップ店員を兼ねた日本人も多く、ガイドの横山さん、神田さんやMスポーツの駐在員をしていた関野さんと知り合いました。 ガイドの横山さんと神田さんは撮影でお世話になった方です。

1924年に開催された冬季オリンピックの第1回大会、シャモニーオリンピックがここで開催された。これにより冬季五輪・発祥の地と呼ばれる。(ウィキペディア(Wikipedia)を参考にしています) 

シャモニーの撮影は  ロニオングラモンテのスキー場とアルゼンテール氷河などのオフピステで行われました。 オンピステでの撮影はなくオフピステで撮影します。 アメリカと同様にオフピステを楽しむスキーが多いためフレッシュパウダーは少なく、フレッシュパウダーを求めて奥の奥まで行きます。 そのため前述した登山・スキーガイドの横山さんと神田さんが同行してくれます。 私が一人で行動するときも二人の指示で動きます。 なぜなら氷河帯にはクレパスやシュルンドがあり間違うと大変な目に合うので二人の指示に従いながらの撮影です。

シャモニーからスイスのツェルマットに移動しています。

ガイドのハリーとマッターホルンを眺める。

ツェルマットは、ペンニネアルプス山脈の高い山々にほぼ完全に囲まれており、そのうちのモンテローザ (Dufourspitze) は、標高4,634メートル (15,203 ft)で、スイスの最高峰である。これに続いて、ドーム山 (4,545 m (14,911 ft))、リスカム (4,527 m (14,852 ft))、ヴァイスホルン (4,505 m (14,780 ft)) 及びマッターホルン (4,478 m (14,692 ft)) が連なる。(ウィキペディア(Wikipedia)を参考にしています)

ツェルマットはベースの街の標高が1620m、スキー場は3つのエリア「スネガ・ロートホルン」「ゴルナーグラート」「マッターホルングレッシャーパラダイス」と、イタリア側の「チェルビニア」「ヴァルトルナンシュ」に別れます。

ツェルマットの撮影では沢山の話題がありました。次回に紹介します。