この時期の風物詩

皆さん、もうじき雪が降るこの時期の風物詩を紹介します。

ご存じの方が多いと思いますが「消雪パイプ」です。地元では「消パイ」と言っています。この消パイの点検時期が11月から12月に行われる風物詩です。

新潟県は特に消雪パイプが多くあります。雪が多く重い雪の地域が編み出した知恵です。雪が溜まる前に消雪しなければ除雪が大変なことは皆さんも察しが付くと思います。また、水に恵まれた地域だから生まれた施設です。地下水、川水などですが一番利用されるのが地下水です。水温が高めの地下水だからこそ雪を溶かしてくれます。

上の写真の時は晴れの日です。道路は水が出て水浸しとなっています。作業する人達は完全防水の出で立ちで車とスレスレで作業しています。主に出る水量の調整ですが、目詰まりと故障箇所も修理します。写真に人の高さ以上まで水が吹き出している場所があこの修理が大変そうでした。

皆さんにお願いがあります。車で新潟に来られた時に消雪パイプから出た水が道路に溜まっている場所を通過するとき歩行者に気を配ってください。早くスキーがしたい気持ちはよく分かりますが遅いスピードでも水たまりから大量の水が飛びます。私も何度か水浸しになったことがあります。長靴から水が入るとその後はびしょびしょの靴下のまま歩くのです。歩行者の近くを通るときは最徐行をお願いします。

11月20日にオープンする予定だったかぐらスキー場は積雪が無いため延期になりました。今日まで気温が高く自然雪は降らず、降雪機も稼働出来ませんでした。スキー場の担当者は気温と水温が高いので降雪機が使えないと言っています。特に水温が高いようで山全体が冷え込んでもらいたいそうです。

明日から天気が荒れるようで平野部でも27日28日に雪マークが出ました。早く順調に雪が降って欲しいものです。